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融資を受ける際に公庫の担当者から「家族(配偶者)の通帳やローン明細も見せてほしい」と言われた経験のある方も多いかと思います。
中には「借りるのは自分なのに、なんで配偶者の資金状況まで伝えないといけないのか?」と憤慨される方もいらっしゃいます。
しかしこれらは冷静に考えてみれば、融資現場における至極当然の確認作業です。
ご自身にはローンや借金がなくとも、生計を共にする配偶者に多額の借金があって、仮に融資したお金の全部又は一部をそちらの返済に回されたら、貸した方としてはたまったものではありません。
また、世帯としての生活費出費がどの程度かかっているのか、世帯収入はどのくらいあるのかを把握しておくことが確実な返済・回収に繋がるわけですから、融資現場では基本中の基本です。
夫婦であれば、どちらか通帳履歴からだけでは世帯収入やかかる生活費、借り入れの全容は掴めません。
あなた自身の通帳を見て質素倹約の生活が伺えたとしても、配偶者の方の通帳履歴を見ると多額の浪費が伺えるわ、複数のローン返済履歴が出てくるわ・・・となると、怖くて融資などできないのです。
従って、既婚者であれ、親と同居の独身であれ、生計を一つにする家族がいる場合には、家族名義の通帳やローン明細、源泉徴収票などの各種書類の提出を求められることは仕方のないことだとお考えください。
尚、本当に配偶者名義の通帳やローン明細等がない場合には「ない」と提出できない旨を正直に伝えても構いません。
しかし通帳は口ほどに語るものですので、本当はあるのに後ろ暗いことがあるから嘘をついて「ない」と言っても優秀な公庫の担当者にはすぐにバレますのでご注意ください。
通帳にまずい記載(他社からの多額の借入や支払い遅れ)がある場合は、問題解決をした上でしっかりと事情説明をすることでリカバリー可能です(解決出来ない場合には今回の融資は難しいので無理やり申請をしない方が良いでしょう)。
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