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株主割当による資金調達とは、新株を発行して増資を行う方法の一つです。
新株を発行する方法はこの株主割当のほかに、公募増資と第三者割当増資の3つがあります。
公募増資は一般投資家に向けて新株の取得者を募集する方法で、第三者割当増資は株主である・なしにかかわらず、特定の第三者に新株を発行します。
そして株主割当は、株主に新株を発行して増資を行います。
割当を受ける場合はその会社に申し込み、持ち株数に応じたお金を支払うと、新株の割り当てを受ける権利が得られます。申し込みを行わなければ、その権利は失われます。
新株式の価格は株式相場の時価より低い金額に設定されるのが一般的です。
ただし持ち株比率と異なる割合での割当を行うことはできませんし、特定の株主だけに新株を割り当てることもできません。
特定の株主だけに割り当てる場合は、第三者割当てとなり、異なる手続きを取る必要があります。
新株割当による資金調達は、新株の発行後も株主の構成比や、持株比率が変わらないというメリットがあります。
株主割当を発行する場合は、まず株主総会(定款に株式の譲渡制限がない場合は、取締役会)で決議を行い、承認が得られたら募集事項を決め、株主に募集事項を知らせます。
株主からの申し込みが終わったら、割当数を算出し、申込者からの出資を受けます。
その後、法務局へ資本金の変更登記を申請します。
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