東京都の創業支援-東京開業ワンストップセンターとは？

東京開業ワンストップセンターは、ベンチャー企業などが開業する際の相談を受け付けたり、開業のための行政手続きをサポートしている組織です。

センターには行政手続に精通した専門家や職員が常駐しており、法人設立や事業開始時に必要な定款認証、登記などの様々な手続きをスムーズに行えるように無料でサポートしています。

また、通訳や翻訳、電子申請のサポートも受けることができ、中小企業診断士に相談することもできます。さらに相談体験会を定期的に行って開業手続きについて学べる機会も提供しています。

相談会では、公的融資や補助金、助成金に関する知識や事例、創業保証制度の利用法、保険と雇用の基礎など開業に必要な様々な内容を学ぶことができます。

東京開業ワンストップセンターで受けられる具体的サポートの中には、法人設立に関係した定款認証や株式会社、合同会社の設立登記に関する手続き、法人設立届出書や青色申告の承認申請書などの税務関係の書類の作成などがあります。

また、入国管理に関係した書類、さらに雇用保険や労働保険、健康保険・厚生年金保険に関係した書類の作成の支援も受けられます。

同じフロアには、「ビジネスコンシェルジュ東京」が設置されており、国際ビジネス経験がある日英バイリンガルの職員が東京での事業展開を目指す外国企業等の相談に応じています。

また、「東京圏雇用労働相談センター」の窓口もあり、ここでは新規開業直後の企業や外国企業などが雇用に関する規則を理解できるように支援しています。東京都内での開業を考えている方なら、これら3つの機関で開業前の相談もすることができます。

東京開業ワンストップセンターは、東京都港区赤坂にありますが、渋谷と丸の内にサテライトセンターがあります。赤坂の東京開業ワンストップセンターに常駐している専門家とテレビ電話で相談ができます。

東京開業ワンストップセンターを利用するメリットは各種手続きの方法を教えてもらえるだけでなく、同時にその場で手続きができるという点です。

東京で起業する場合、いくつかの窓口を訪れて手続きをする必要がありますが、センターに来れば必要な手続きを一括して行えるので、手間と時間を節約でき、効率的に開業準備を進められます。

相談も無料でできるので、開業に際し少しでも金銭面で節約したい方にとっては非常に助けになる存在です。

また、ビジネスのアイデアしかない段階でも相談が可能で、相談を重ねるうちにアイデアを具体化していくことができます。