【電話受付時間】AM10:00~PM6:00(平日)
責任共有制度は、平成19年10月1日から導入されている制度で、信用保証協会と銀行が協力してリスクを負い合い、中小企業の支援を行っていくことを目的としたものです。
それまでは信用保証協会が100%の保証をしていましたが、長期の景気低迷のため、信用保証協会による代位弁済が増え、保証業務を行う資金も枯渇気味という状態になりました。
そうした状況の中、責任共有制度が導入され、信用保証協会の保証の範囲が融資額の80%になり、残りは銀行が負担することになりました。
責任共有制度には部分保証方式、そして負担金方式があり、金融機関がどちらかを選びます。
部分保証方式は、信用保証協会が融資額の80%を保証するもので、残りの20%を金融機関が負担します。負担金方式は信用保証協会が100%保証しますが、銀行が一定の負担金を支払う方法です。銀行がどちらを選択したとしても、融資を受ける側が負担する保証料は変わりません。
この制度の導入以降は、融資を受ける側が負担する保証料が安くなりましたが、銀行もリスクを負うことになったため、審査は以前よりも厳しくなりました。
ただ、銀行としては80%の保証があるので、やはり他の融資と比較すれば融資がしやすいと言えます。
Copyright (C) 2019 行政書士事務所WITHNESS All Rights Reserved.
掲載コンテンツ・イメージの転写・複製等はご遠慮下さい。