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ヤミ金に手を出してはいけない最大の理由は、ヤミ金でお金を借りても事態が好転することは決してなく、逆に悪化の一途を辿るだけだからです。
ヤミ金の利息は違法な高さです。10日で1割の利息を俗に「トイチ」と言いますが、世のヤミ金は10日で3割や5割という法外な利息でお金を貸しています。
ヤミ金に手を出す人というのは、一般の貸金業者でお金が借りられないわけですが、そんな人が貸金業者の何十倍もの利息を支払えるはずがありません。
完済は永久に訪れることなく、ずっと法外な利息をむしり取られ続けるのです。
「確実に返す当てがあるならちょっとぐらいいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ヤミ金はそんなに甘くありません。
ヤミ金の狙いは元金を減らさずにいつまでも利息を取り続けることなので、早めに完済しようとしても、連絡が付かなくなるなどして完済させてもらえないのです。
それでいて月々の利息分の支払いが遅れると、その取り立ては苛烈を極めます。存在自体が違法ですから、脅迫まがいの取り立てを平気でしてきます。
ヤミ金に手を出すことは自ら地獄の入り口をくぐることと言っても過言ではないでしょう。
ヤミ金でお困りの方はこちらから無料相談が可能です。悩まずにまずは専門家に相談しましょう。→借金・ヤミ金の無料相談
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ヤミ金と消費者金融の境界ははっきりしています。それは法律に則ってお金を貸しているかどうかです。
貸金業者の利息は、利息制限法という法律により年20%までと決まっています。
年20%というのは貸した金額が10万円未満で、10万円以上100万円未満だと最高金利は年18%と下がります。だからこそ大手の消費者金融の最高金利は年18%となっているのです。
返済が遅れた時の遅延損害金の金利はもっと高くなりますが、その場合も最高で年29.2%と決められています。
ヤミ金は法律を無視した高金利でお金を貸し付けています。
10日に1割の金利を「トイチ」と言うことは先に触れましたが、これは年利にすると365%というとんでもない高金利です。実際のヤミ金はトイチなんて生易しいものではなく、10日で3~5割もの金利でお金を貸しています。
また、街金というグレーな存在の業者もありますが、法律の範囲内でお金を貸しているところもあれば、ヤミ金に限りなく近いところもあるので、やはり利用しない方が無難でしょう。
ヤミ金の手口は多岐にわたりますが、最近多いのはチラシやダイレクトメールでお金を借りたい人を勧誘する方法です。
マンションのポストなどに無作為にチラシを入れて、甘い言葉に釣られてくる人を待っています。
以前は電話ボックス内にビラを貼るという方法が多かったですが、最近は電話ボックスが少なくなったこともあって、チラシ、ダイレクトメール、またスパムメールなどが中心です。
ヤミ金業者を見分けるには、国や都道府県に貸金業登録をしているかどうかでわかります。
合法的な貸金業者なら必ず登録していますが、ヤミ金は無許可で営業しています。
利息制限法を無視した高金利でお金を貸していることもヤミ金のわかりやすい特徴ですが、ヤミ金の金利は返済する時までわからないようになっていることもあります。
大切なのは利用する前にヤミ金かどうかを見分けることです。それには、甘い誘い文句に乗らないのがいちばんの予防策でしょう。
ヤミ金業者は「誰でも必ず融資」や「他社で断られても大丈夫」などの文句で宣伝していますが、こういう文言を使うこと自体が違法です。
合法的に営業している貸金業者は決して使用しない宣伝文句ですから、甘い言葉で誘っている業者は怪しいと睨んでよいでしょう。
どんな職業の人でもヤミ金に引っかかってしまう人はいますが、分析するといくつかの傾向が見えてきます。
最も危険なのはギャンブルが大好きな人です。大負けしても次は勝てるはずとギャンブルを繰り返す人は、安易に借金にも手を出してしまいます。
ギャンブルの負けを取り戻そうと必死の人は、ヤミ金業者の格好の標的です。同じく、女癖が悪く、キャバクラなどで女の子にお金をつぎ込むタイプの人もカモにされやすいです。
また、まじめすぎる人もヤミ金に引っかかりやすいです。
まじめな人ほど借金の期日も必ず守ろうとしますが、そういう人は借金の保証人になってヤミ金に巻き込まれるリスクがあります。
同様に見栄っ張りの人も危険です。すぐに人におごる人、自分を大きく見せようとする人は、借金してでも自尊心を満たそうとします。
サラ金(消費者金融)であれ、カードローンやキャッシングであれ、合法的に貸金業を営んでいるところは、取り立ても合法的に行います。
電話は1日3回まで、夜8時以降は取り立てしないなど厳しい決まりがあり、また、取り立ての対象も契約者本人だけです。家族、恋人、友人などに対して取り立てを行うことはありません。
一方、ヤミ金業者は、存在自体が違法なように、取り立ても法律を無視して行います。
1日に100回以上の着信などまだおとなしい方で、自宅まで押しかけてきて脅しに近い取り立てをされることもあります。場合によっては暴力や拉致など犯罪行為もあるでしょう。
また、本人だけでなく、家族や友人、会社の人なども容赦なく巻き込みます。
ヤミ金業者は貸金業の登録もせず違法な金利でお金を貸し付ける存在ですから、法外な金利を請求されたところで返済する義務はありません。
違法な金利でお金を貸し付けた場合、その契約自体が無効になると法律で決まっているからです。
とはいえ、返済義務はないからと請求を無視し続けても、ヤミ金業者はおとなしく引き下がる相手ではありません。
執拗に嫌がらせや違法な取り立てを行い、お金を借りた人を追い詰めます。
ベストな方法は、ヤミ金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談して解決法を提示してもらうことです。
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法律に違反した貸し付けで借りたお金は返す必要ないのですが、ヤミ金業者はそう言ったところで取り立てを止めてくれるような道理が通る相手ではありません。
だからといって、返済できる金額だからと家族が肩代わりするのもNGです。
ヤミ金業者は一度捉えた獲物は骨の髄までしゃぶり尽くそうとしてきます。
やはり法的な権限のある人に相談して、相手に違法行為を続けるのなら告訴も辞さないことを通告してもらうのがベストな方法でしょう。
個人情報が流出しているので携帯電話の番号などを速やかに変更し、ヤミ金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談してください。
相談すべき専門家がわからない時は、都道府県の弁護士会に問い合わせると対応してくれます。
多重債務者によくあることですが、借金を一時的にでも返済するためにヤミ金に手を出すのは最も危険な行為です。
その前に法的な救済手段に頼ってください。借金を整理するには債務整理という方法があります。
一生かけても返せないほどの借金があっても、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産という債務整理によって人間らしい生活を取り戻せます。
債務整理という救済手段があるにもかかわらず、借金を苦にヤミ金に手を出したり夜逃げしたりする人がいるのは悲しいことです。
その前に弁護士事務所や司法書士事務所に依頼して債務整理をしてもらいましょう。
借金問題を相談できるところは市役所や弁護士など数多くありますが、ヤミ金問題に対応できる公共機関や専門家は限られます。
ヤミ金問題を扱わない一般の弁護士に相談しても対応できないので、ヤミ金に強い機関や専門家に相談してください。
各都道府県の弁護士会に相談すると対応できる弁護士を紹介してくれますし、同じく司法書士会でもヤミ金問題に詳しい司法書士を紹介してくれます。また、消費生活センターや法テラスなどの公共機関でも相談可です。
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法テラスとは、日本司法支援センターの通称で、民事法律扶助を行う公的な機関です。
各都道府県に1~3カ所ほど設置されています。法律に関する相談を無料で受け付けており、法テラスを通じて通常より低料金で弁護士や司法書士に依頼することも可能です。
ヤミ金問題についても、法テラスに相談すれば専門の相談窓口を紹介してくれます。
利用の際は、お住まいの地域の法テラスに電話で予約をします。予約日時に事務所に行くと30分程度ですが無料で相談に乗ってもらえます。
1カ月に3回まで無料相談は可能です。収入が一定額以下であることなど利用の条件はありますが、ヤミ金問題で困っているような方なら問題ありません。
なお、法テラスで相談できるのは民事・家事・行政の問題だけです。刑事事件の相談は行っていません。
ヤミ金問題では、弁護士と司法書士に違いはほとんどありません。
ただし、弁護士にできて司法書士にできないことはあります。
たとえば、あなたの代わりに裁判所に行って提訴できるのは弁護士だけです。
また、司法書士ができる債務整理業務は、1件当たり140万円未満の場合に限られます。弁護士には処理できる借金に制限はありません。
ただ、司法書士でも刑事事件の書面作成は可能ですし、ヤミ金問題ではそもそも提訴にまでなることは少ないので、弁護士か司法書士かは特に気にしなくても大丈夫です。
暴力を受けたなど大きな被害がある場合は弁護士の方がよいというぐらいです。ただ、弁護士であれ司法書士であれ、ヤミ金問題を専門にしていないところに相談してもうまく対応できない可能性があります。
ヤミ金問題の解決には経験と専門性が必要ですから、ヤミ金問題の解決を専門に掲げる法律事務所に相談することが大切です。
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