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会社の有する資産のひとつである自動車(車両)は、社長個人ではなく、法人とすることで節税をすることができます。
個人名義の車を法人名義にすることのメリットを、特に自動車保険の視点から考えてみましょう。
たとえば個人事業主など個人で自動車を所有していて、新しく法人で所有する場合。
大きなネックは自動車保険の等級がリセットされてしまうことです。
それまで無事故歴が長く、等級が次第に下がっている場合、法人名義に組み直すことに二の足を踏まれる人も多いでしょう。
ただ、一定の条件を満たせば、この自動車保険の等級を「引き継ぐ」ことが可能です。
保険会社が参考にするのは「事故が起きる確率」です。個人から一人親方の法人への移行であれば、事故を起こす確率も同等と見るのですね。
法人で自動車を所有するのはとてもお得です。ここでは法人所有による、節税のメリットをお伝えします。
自動車の購入費は経費になります。法人において、経費は「損金」として、法人税を計算するうえで経費となります。
ただし全額が経費(損金)となるわけでなく、以下(2)の減価償却などのルールを確認しなければなりません。
減価償却とは、「購入してから長年使うものについては、その使った年数に応じて経費を計上する」という会計処理のこと。
100万円の自動車を購入した場合は、購入した年に100万円を6年間に分けて経費計上していきます。
この6年という期間は資産の種類によって決められており、法定耐用年数といいます。
一般的な法人用社用車の場合、新車の自動車は6年で計上します。
この6年間という期間は減価償却の計算方法のひとつのため、詳しくは税理士に確認するようにしてください。
決算直前になると経営者に、顧問契約の税理士から「このままでは法人税がこれくらいかかる」という税額見込みが伝えられることがあります。
ここで税金を納めるくらいなら、それを自動車などの資産として購入すると、税金納付額の引き下げをすることができます。
ただ、ここで引き下げているのは税金額であり、自動車を購入するキャッシュも合わせて減っていることに変わりはありません。
節税ばかり目がいって、キャッシュが不足しないようにも留意しましょう。
節税ではありませんが、法人名義の自動車保険を選ぶ際は、どの損害保険会社を選ぶかによって自動車保険のコストも大きく変わります。
保険会社はどのようにして選ぶとよいのでしょうか。
自動車保険会社は、大きく分けて代理店とインターネット損保に分かれます。
一昔前は、多少割高でも丁寧な対応を求めるのであれば代理店、保険料の安さならネット損保といわれていたのですが、最近は両者の距離がだいぶ埋まってきました。
代理店商品でもリーズナブルなものを新商品として発売していますし、ネット損保もCMなどで打ち出しているように事故対応力を磨くなど、以前の先入観で判断することは難しいといえます。
それではどのような基準で選ぶとよいのでしょうか。
大切なのは、「契約者のニーズにあった商品を販売している保険会社を選ぶこと」です。
契約者の年齢によって保険料が安くなる商品もあれば、長い距離は乗らないけれど職場と自宅間など短い距離を頻繁に乗るものもあります。
自動車運転本体への保証だけではなく、運転先で事故にあったときの宿泊費や自転車に乗る家族の事故補償費まで保障の対象とするケースもあります。
各社の保証範囲を比較対照しつつ、保険料をしっかりと確認するようにしましょう。
また代理店の場合は担当者がつきますので、その担当者との相性も大きな判断事項です。特に事故対応という非常事態に対応相手となる部分のため、ここはしっかりと吟味するようにしましょう。
※当該箇所は、保険会社の元法人営業マン執筆です。
自動車保険に加入する際に気をつけるポイントは以下の3つです。
自動車保険に加入する際、対人対物無制限というのは当たり前の時代になっています。
少しでも保険料を安くしようと、対物を制限あり(5000万円まで・・など)の保険契約を見ることも未だにありますが、対物の上限をつけても年間の保険料で数百円しか変わりません。
そのぐらいの節約であれば、万一のことを考えて無制限にするべきだとよく伝えていました。
さらに搭乗者傷害などの保険をつけている契約も見ますが、人身傷害をつけていれば問題はありません。
これは事故をした時の乗っている人への補償のお話ですが、基本的には人身傷害をつけていれば治療費や慰謝料は賄うことができます。
さらに運転者自身の怪我も人身傷害があればカバーできます。
搭乗者傷害をつければ、怪我をした時に更にお金をもらうこともできますが、本当に必要な補償ではないので省いても大丈夫です。
そしてもう1つ気をつけるのが、補償の範囲。
特に運転する人が変わったり、新入社員が入ってきたりした時には、年齢制限などは気にかけておかないと事故を起こしてからではどうすることもできません。
不安であれば代理店の方にその都度相談するようにしてください。
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このような法人による経費削減の記事では、とかく節税が優先になりますが、自動車の購入は大きなお金を必要としますし、特に多大なランニングコストを要するのが自動車という設備投資です。
自動車を購入する際は必ず、その自動車数は法人にとって妥当な適正数なのか、ランニングコストは収益で十分に相殺できるものなのかを随時確認のうえ、購入するようにしましょう。
ガソリン代や自動車保険代だけではなく、想定外の費用がかかる車検や、万が一の事故の際の修理代も重要なポイントです。円滑な自動車購入のうえで、効果的な節税を実現していただけたらと思います。
個人から法人への自動車の名義変更は全国の運輸支局で手続きが必要になります。詳しくはこちらをご覧ください。→普通自動車を個人から会社名義に変更する手続き(別サイトへジャンプします)
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法人や個人関係なく1つの契約で10台以上のクルマに対し保険を書ける場合は、フリート契約という契約方式になります。ちなみに10台以下の契約の場合はノンフリート契約と呼ばれています。
あまり馴染みのない言葉ですが、フリート契約は保険料が安い上に保険料を決める等級が存在しなかったり、クルマが増えても最初から同じ割引率で保険に加入できることが特徴です。
フリート契約は1つの保険証券で、10台以上のクルマを契約する場合に自動的に契約が変更になります。1台の契約ごとに適応されていた等級はなくなり、契約全体で割引率が適応されることになります。運転者の年齢によって保険料が変わることがありません。
保険証券も1つにまとめられるので契約更新を年に何度もしなくてよくなりますし、請求が1つになることも経理の煩雑さを回避できるのでメリットは多いです。同じ契約内容であれば保険料が割安になることもメリットの1つですね。
まだメリットがあってフリート契約では増車をしても最初から他のクルマと同等の割引率が適応されます。ノンフリート契約では増車すると保険は新規契約になり、等級は6S等級からスタートするので割引率が低く保険料が高くなってしまう。
フリート契約では最初から安くなるというのがメリットです。
等級がなくなるなら「今まで頑張って等級をあげた意味がないではないか!」とか「今は等級が低いから等級がなくなるならラッキーだ」と思う方もいるかもしれません。
実はその等級はフリート契約に変更後、割引率に影響するので等級が高い人は相応に保険料が安くなるし、低い人も相応に高くなります。
というのもフリート契約では最初の契約時や更新のタイミングで過去の事故歴から割引率が計算されます。事故が少なく保険請求額が低ければ保険料は安くなるし逆の場合は高くなるということ。
安い場合は最大で80%の割引を受けることができるのです。最初の契約時はそれぞれの等級を勘案して保険会社が割引率を計算するので、今までの等級にもちゃんと意味があるということですね。
会社の都合よっては「フリート契約にしたくない」という会社もあると思います。でも実はフリート契約にするかどうかは選ぶことができません。
1つの保険契約で10台同時に自動車保険に加入すると、強制的にフリート契約になります。
なのでフリート契約を避けるためには1つの保険証券で10台以上契約しないことが必要になります。要するにいくつか保険会社に分けて契約する必要があるということです。
フリート契約はメリットが大きいので、所有しているクルマが10台以上の場合は保険会社をまとめてフリート契約にするのがお得です。
フリート契約は
というメリットがあります。可能であれば変更することをおすすめします。
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