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経済産業省所管の「IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」をご存知でしょうか?
この補助金は中小企業・小規模事業者の経営力向上を目指し、ITツール導入の事業経費を補助するもので、導入コストの1/2(上限50万円)の補助金が支給されます。
例えば、自社のホームページを制作業者に依頼した場合、100万円かかるとしましょう。
その場合、半額上限である50万円が補助金として支給されるので、実質的な手出し経費は50万円で済みながら、100万円相当のホームページを持つことができるのです。
下限は15万円の補助ですので、30万円以上、100万円以下のホームページ制作が対象と考えれば良いでしょう。(毎月の保守費用などを含むことも可能です。)
注意点として、補助金の交付決定前に契約・導入され発生した経費は 補助対象となりません。必ず交付決定を受けた後に契約をし、ホームページ制作に着手しなければなりません。
そもそもIT導入補助金に限ったことではありませんが、補助金は助成金に比べて要件や提出書類のハードルが非常に低く、個人零細中小企業でも幅広く使うことができます。
その中でもこのIT導入補助金は今のところ(2018年8月27日現在)、ほぼ100%の交付決定率を誇っておりますので、使わない手はありません。
私自身、当事務所と別に経営しておりますホームページ制作会社の方で、2件申請し、2件補助金交付決定を受けております。
ホームページ制作を依頼する場合には、業者に見積もりを依頼すると同時に、IT導入補助金について確認し、更には交付決定の実績があるかどうかを尋ねてみると良いでしょう。
IT導入補助金は、ホームページを新規制作する場合はもちろんですが、既にホームページを保有している場合でも、現在のホームページから全く新しいホームページへリニューアルする際に利用することができます。
一方で、部分的な改修やページの追加作業の費用として当補助金を申請することはできません。
具体的な制度の内容や手続きの流れはIT導入補助金の公式ホームページ( https://www.it-hojo.jp/ )をご確認頂きたいと思いますが、先述のとおり、ややこし書類提出や面倒な要件が発生するわけではなく、なんと「インターネット上の申請」で完結します。
さすが「IT」導入補助金を銘打つだけあって、ユーザーインターフェースもわかりやすく、視覚的に交付申請は画面を進んでいけば終わるようになっています。
厳密にはその画面変遷の際に申請のコツがあり、そこを把握していないと補助金が下りないわけですが、ホームページ制作を請け負う業者が、「IT導入補助金の導入支援事業者」としてサポートする義務がありますので、安心して依頼すると良いでしょう。
時折このIT導入補助金の申請をサポートします、と士業が営業活動をやっていますが、導入支援事業者がいるし、それこそ数万円の費用を出して依頼するような内容でもないと思うのですが・・・
いずれにしても、これまで作らないとと思いながらもホームページ制作に対する重い腰を上げられなかった方はこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
補助金、助成金の類はいつまで続くか不透明なので、思い立った日が吉日です。
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