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会社の資金繰りを改善するために、1,000万円の融資を受けてみませんか?
潤沢な資金があれば、運転資金を充実させるだけでなく、新事業の開拓や新しい商品の仕入れや開発など、使い道は広がります。
ここでは、代表的な資金調達の方法を9種類紹介するとともに「事業資金を調達する3つのポイント」についてご案内したいと思います。
資金調達の方法は、銀行融資や信用保証貸付だけではありません。補助金や助成金制度のほか、投資家から資金を集めたり、話題のクラウドファンディングやファクタリングサービスでも必要な資金が調達できます。
もちろん、これ以外にもさまざまな方法がありますが、今回は代表的な9種に絞って見ていくことにしましょう。
① 銀行融資(プロパー融資) |
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② ノンバンクからの融資 |
③ 信用保証貸付 |
④ 日本政策金融公庫の貸付 |
⑤ 補助金・助成金の活用による資金調達 |
⑥ ベンチャーキャピタルからの資金調達 |
⑦ 個人投資家からの資金調達 |
⑧ クラウドファンディング |
⑨ ファクタリングサービス |
各資金調達の「特徴と方法」については、以下で詳しく解説します。
ここでの銀行融資とは「プロパー融資」のことを指しています。プロパー融資とは、銀行が直接融資を行う方法で、審査は「やや厳しい」という特徴があります。
ただ、銀行から融資を受ける手段は「プロパー融資」に限りません。銀行は(プロパー融資の)他にも貸付の方法を持っており、事業資金の調達としては「保証付き融資」なども利用できます。
信用付き融資とは、信用保証協会を通じ「債務者が返済することを保証」する融資をさします。保証付きの融資は(貸した側=金融機関に)貸し倒れのリスクがないことから、プロパー融資よりも審査が通りやすいのが特徴です。
設立直後の企業や会社は「プロパー融資」ではなく、この「保証付き融資」を利用するのが一般的です。実績のある企業や売り上げの大きな会社でも、審査が厳しい「プロパー融資」を利用することは殆どありません。
プロパー融資は、申し込む側の企業に「高い返済能力」が必要なのはもちろんのこと「会社の将来性」も重要な判断基準となってきます。当たり前ですが、返済が難しそうな(=返済能力に乏しい)企業に対し、融資は実行されません。
このため、設立したての企業や実績の無い企業が、この「プロパー融資」を利用するのは非常に困難なことです。
資金調達のプロやエキスパート達に指導を求めたとしても、ほとんどは「保証付き融資」やノンバンク融資(※次項で詳しく解説)を勧められることでしょう。
銀行に分類されない、ローン会社や金融会社(事業融資やビジネスローンを専門とする会社も含みます)のことを「ノンバンク」と呼んでいます。ノンバンクには、信販会社や消費者金融会社も含まれており、私たちにとっては身近な存在です。
ノンバンクは、銀行のような「預金業務」を行いません。貸金業者として各都道府県や金融庁に登録をすると、ノンバンクは貸付の業務を行えるようになります。
また、貸金業者としての登録だけで無く、貸金業規制法に基づいた登録も必要となり、登録をしてはじめて「融資業務」が行えるようになるのです。
ノンバンクのメリットとして、「審査のスピード感」が挙げられます。通常は、信用保証付きの融資、銀行借り入れ、政策金融機構から借り入れなど、申請から受理されるまで「時間」がかかってしまします。
融資額や内容により審査期間は異なりますが、一般的には「1ヶ月から2ヶ月」ほどの長い時間が必要となります。
しかし、ノンバンクについては審査のスピードが速く、最短で当日中(=即日)に融資が受けられます。また、500万円~1,000万円程度の高額融資に対しても、最短2日?3営業日に融資を受けることができるので大変便利です。
①のプロパー融資とは異なり「より多くの経営者や事業者が資金調達できるよう」努め、貸付業務を行っているのが、信用保証協会です。一般的に「信用付き融資」と呼ばれているものが、この信用保証協会を通じた融資となります。
「信用付き融資」や「信用保障貸付」は、信用保証協会を通じた貸付となります。万が一、債務者が返済することができなくなった場合でも、信用付き融資や信用保障貸付なら「保証をする側が返済を行う」ので、貸した側(=金融機関)のリスクは少ないです。
ただし、信用付き融資を受けられる場合は、返済時の利息と合わせて、保証料を支払わなければなりません。金額の目安ですが、例えば1,000万円を借入した場合は「約18万円」の保証料が発生します(※1.35%の保証率で借りた場合を想定)。
保証料を抑えるため「プロパー融資」を受けようとする経営者もいらっしゃいますが、信用保証協会の費用は低額で抑えられるので、他の融資と比べてメリットは大きいです。
「信用保証協会」を利用した融資については、下記「全国信用保証連合会」のサイトが参考になります。全国47都道府県と「横浜・川崎・名古屋・岐阜」の4都市に拠点があり、私たちの資金繰りをサポートしています。
国が100%出資している金融機関に「日本政策金融公庫」があります。日本政策金融公庫が行っている貸付には、以下のような特徴があります。
通称、政策金融公庫と呼ばれている「日本政策金融公庫」は、個人事業主や会社経営者に対する労働金庫(ろうきん)のような立場にあります。「貸し付け」の条件が良く、一般的に銀行よりも融資を受けやすいのが特徴です。
日本政策金融公庫の融資は、一般的な銀行融資とは違い「利息が低く」設定されています。このため、返済負担額が「通常より安く抑えられる」という理由で、個人事業主や中小企業の会社経営者の間で人気があります。
日本政策金融公庫の貸付に関しては、下記のサイトを参照してみてください。
市町村や各都道府県には、多彩な補助金や助成金制度があり、一定の申込条件をクリアした方に対し、自治体の制度に沿った資金が支給されます。
自治体では、会社設立のための資金補助を行ったり、ユニークなところで言えば、女性の企業家やシニア世代の企業家に対し、会社設立の補助等の取り組みを行っています。
補助金、助成金には、地域社会の活性化(企業も含む)を目的にしています。補助金や助成金は、カードローンのような「返済」が必要なく、低金利で融資が受けられるといった特徴があります。
ただし、補助金は採択される数が限定されており、申し込んだ方全てが「助成金が受け取れる」わけでは無いので注意が必要です。
重要なポイントは、補助金や助成金は、原則的には返還の必要がないということです。銀行やノンバンクからの融資とは違い、返済に追われず「資金を最大限に活用する」ことができます。
また一定の条件さえクリアすれば「返済不要の資金が受給」できるのは大きな魅力です。このため、会社経営者や企業家の中で広く認知され、利用されています。
補助金や助成金制度は、個人事業主だけではなく、中小企業への支援、特許取得に向けた支援活動、海外進出へのサポートのほか、特定地域に対する会社や事業所の誘致など「地域経済の活性化」を目的とした、社会貢献の側面も持ち合わせています。
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー事業に資本供給する組織や企業のことを指しています。ベンチャーキャピタルからの資金提供は金額が大きく、有力な資金調達手段として活用できます。
ベンチャーキャピタル(venture capital、略称:VC)とは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社(投資ファンド)のこと。 主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行い、資金を投下するのと同時に経営コンサルティングを行い、投資先企業の価値向上を図る。
ただし、事業規模の小さな中小企業や個人事業者には、ベンチャーキャピタルの利用は「条件に合わない」可能性があります。
この場合、後述の⑦や⑧の個人投資家から資金を集めたり、⑨の売掛金による資金調達の方法(=ファクタリングサービス)の方が、条件にマッチし、より目的に合った使い方ができるでしょう。
近年では、世界規模でエンジェル投資家と呼ばれる「個人投資家」に援助を求める機会が増えてきています。みなさんも、気に入った実業家、投資家、大手企業があれば、積極的にコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。
個人投資家からの援助は、金銭的サポートだけでなく、有力者との繋がりや事業規模の拡大など、さまざまな「ビジネスチャンス」が得られるはずです。
このほかにも、個人投資家との出会いを求めて、ビジネスコンテスト(通称:ビジコン)に参加される経営者・起業家も少なくありません。
クラウドファウンディングとは、インターネットを通じて支援者を募り、資金を集めるサービスを指します。
出資者に対して資金返済は義務付けられていませんが、獲得した資金から、新しく作り上げたサービスや、出来上がった製品などでお礼をするのが通例となっています。
不特定多数の人がインターネットを介し、投資家などに資金提供や協力などを行うことを意味します。「群衆」と「資金調達」とを組み合わせた造語。
これまでの融資制度とは違う制度が、このファクタリングサービスとなります。
ファクタリング会社が企業に対して償還請求権が無く「買収」することにより、売掛先の支払い期日前に支払うことにより、企業に対して資金を提供する方法のこと
ファクタリングは、資金繰りの改善もスムーズにでき「最も簡単に資金を調達する手段」です。
ファクタリングは通常の融資とは異なり、持っている売掛金を業者が買取り現金化してくれる便利なサービスです。このため、通常の融資のように返済の義務もありません。
なお、ファクタリングについては、改めて本記事の後半で解説したいと思います。
さて、本記事の本題である「事業資金の調達と、3つのポイント」について解説しましょう。
事業資金の調達は、初めての方でもカンタンに行えます。以下に挙げる3つのポイントを押さえるだけで「必要な事業資金」が調達できるのです。
POINT1: 資金調達の手段を知っておく |
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POINT2: 自分に合った融資制度を利用する |
POINT3: メリットとデメリットを理解することにより審査の対策を行う |
POINT1~3に関して、さらに詳しく解説しましょう。
「どのような資金調達方法があるのか」知識を深めることは、ムダなことではありません。例えば、本記事の前半では9種類の資金調達法をご紹介しましたが、手段を知っておけば、自分に合った資金調達法がすぐに見つかります。
また、各制度の「審査難易度」や申込条件を知っておけば、資金調達で成功する確率はより高くなります。また、融資制度や貸付の特徴を知っておくことでより良い条件で「必要な融資」が受けられるでしょう。
POINT1で説明した通り、自社に合う融資制度が分かれば、会社の資金繰りはよりスピーディーに改善されるはずです。
また、先に資金繰りを改善しておけば、金融機関との関係性も向上し、1,000万円以上の高額融資もスムーズに受けられるようになります。審査がなかなか通らないという方は、先に「資金繰りの改善」に取り組んでみましょう。
どんな融資にも「良い面」と「悪い面」があります。融資を受ける「良い面」だけを理解しようとしても、断片的な知識だけでは、審査の傾向を把握することはできません。
そこで、各制度のメリットとデメリットを理解することで「資金調達の知識」を深め、問題解決につながる「優れた融資制度」を見つけてみてください。
また、融資制度に限らず、資金繰りを改善してくれるサービスもあります。例えば、ファクタリングサービスのようにスピーディーに資金の問題を解消してくれるような画期的サービスも利用できます。
資金調達の成功のカギは、自分の事業に合う資金調達方法を知ることはもちろんのこと「審査に通過すること」が最も重要です。審査が不安に思われる方は、資金繰りの改善をしやすい「ファクタリング」サービスを利用しましょう。
ファクタリングサービスは一般的な融資とは違い、取引先の経営状況を基にして、資金が支給されます。
「ファクタリングサービス」が資金繰りの改善に向いている理由について説明しましょう。
このように「ファクタリングサービス」は、一般的な融資方法とは大きく異っており、事業者にとって有利な条件が全て揃っていることが分かります。資金繰りでお困りの方は、ぜひファクタリングの利用を検討してみてください!
いかがでしたでしょうか?
今回は「事業資金の調達」方法について、理解を深めていただきました。資金調達には、様々な方法や手段があります。
まずは、各制度のメリット・デメリットを理解し「自分の問題を解決してくれる融資制度」を利用してみましょう。また審査に不安があれば、ファクタリングのように「即日融資」が受けられるサービスの利用が便利です。
ぜひ、本記事を参考に資金繰りの改善に取り組んでみてください。
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