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派遣社員というと、メディア報道により「派遣切り」や「マタニティハラスメントによる契約打ち切り」など、ネガティブなイメージがつきまといます。ひどいときは「使い捨て」なんて言い方もされますよね。
しかし、派遣は、派遣法と労働基準法に守られた、れっきとした雇用形態のひとつです。
細かいことは省きますが、正規雇用の社員とのもっとも大きな違いと言えば、その企業に直接雇用されているのではない、ということです。
派遣会社に雇用され、その派遣会社が契約を結んでいる会社にの依頼を受けて就業するのが派遣社員です。
上記のようなイメージも手伝って、非正規雇用と言うと聞こえがあまり良くないような気もしますが、考え方を変えればこんなに都合のいい働き方はないかもしれません。
実際、派遣という働き方を選ぶ人の中には、目標を持った人がとても多いのです。
いつまでにいくら貯金したいという堅実な人、自分の本当にやりたいことや適性を見極めつつキャリアアップもしたいといった向上心に溢れた人、留学や就職までの短期間さえも遊んでいたくないという勤勉な人、ちょっと興味のある分野でのインターンシップ感覚といったフレキシブルな人・・・。
それぞれの目的があるとは思いますが、「派遣社員」という雇用形態を利用し、自分の時間を有効活用しましょう。
まず、アウトドア派におすすめの派遣として、「リゾートバイト」を紹介します。リゾートバイトとは、全国各地にある海、山、離島といったリゾート地へと赴き、そこにある宿泊施設などで、一定期間お仕事をする、派遣契約のことです。
日本の観光地は今、国内外から訪れる観光客で年中賑わっています。
相次ぐ世界文化遺産登録により、日本の良さが見直されている上、外国人観光客にとっては円安も追い風になっています。
ゴールデンウイークや年末年始などのハイシーズンはもちろん、旧正月の休暇を利用し押し寄せる中国人観光客のおかげで、これまで多くの地域で閑散期とされていた2月までも、各地大賑わいを見せています。
このように、増え続ける観光客とは対照的に慢性的な人手不足に陥っているホテルや旅館、その他の観光施設で人員を補うため、派遣社員が活躍します。
企業は臨時 (短期・長期) で働いてくれる人を募集するため、派遣会社に求人を依頼します。
派遣を希望するみなさんは、リゾート地の勤務先を専門に扱う派遣会社に登録します。その後は勤務地や期間・職種といった条件に合った職場をインターネット上で検索するか、希望条件を派遣会社に伝え、マッチするものをできるだけ多く紹介してもらいます。
登録には履歴書は不要。気軽に応募できます。個人情報を入力し、先方からかかってきた電話で簡単な面接を行えば登録完了。あとは希望の職場を選ぶだけです。双方の条件が合えば、翌日からでもお仕事を始めることができるため、採用通知を待つ時間も短縮できます。
社会保険にも加入できます。ただし会社側からは提案してくれないので、希望する場合は赴任前に伝えておきましょう。
リゾートバイトのメリットをいくつか挙げてみました。このお仕事についてよりはっきりとしたイメージができれば幸いです。
リゾバ最大のメリットは、何といっても出会い!住み慣れた街をとび出し、まったく知らない土地で働くことは少しだけ勇気がいるかもしれません。
でも、地元で働いていては出会うこともなかったであろう人達と一緒にお仕事をし、交流することで、視野が広がります。長く付き合える友人ができたり、結婚に至った人もたくさんいます。
遠方からお手伝いに行くみなさんがすぐにお仕事に取り掛かれるよう、どの赴任先にも寮が用意してあります。
しかも多くの場合は寮費無料!勤務先や派遣会社によっては光熱費や食費、さらに往復の交通費までも補助が出ますので、その範囲内であれば自己負担は不要です。
つまり、タダで旅行ができて生活費もほぼゼロ!働いた分はガッツリ貯金ができます。興味のある街で気軽に新生活を体験してみては?
北は北海道、南は沖縄まで、全国のリゾート地よりピックアップされた勤務先。地元にいては十分に活かせなかったあなたの能力が、まったく知らない土地で発揮できるかもしれません。
週末・祝日のみの募集があれば、激短で郊外のリゾート地で働くことができます。交通費も規定内で支給されますので、小旅行気分で出かけ、お小遣いも稼げちゃいます。
参考コンテンツ:【リゾバ会社比較】リゾバ歴10年超え&現役の私が語り尽くします。(別サイトに飛びます)
次は、シティ派の方におすすめの派遣を紹介します。都市部の派遣と言えば、テレビドラマなどでお馴染みのオフィスワーク。
これが最もイメージしやすいと思いますが、ここでは、「アパレル派遣」についてご紹介します。アパレルの派遣は、衣料品や雑貨店でのお仕事です。
リゾバと同じく電話やメールなどにより登録完了となり、企業や店舗の責任者との面談を経て採用が決定、後日勤務開始となります。
面談当日は派遣会社の担当者と所定の場所で落ち合い、面接のシュミレーションを行います。シュミレーションと言ってもごく簡単な打ち合わせです。
カフェで雑談したり、待ち合わせ場所で立ち話のみという場合もあります。
アパレル派遣ならではのメリット・デメリットを挙げてみました。リゾバとの違いがイメージできるでしょうか。
アパレルショップに訪れる客のほとんどは、見込み客です。リゾートホテルの顧客とは異なり、利用し料金を支払うことがあらかじめ確定しているわけではありません。
「雑誌に掲載しているワンピースを買うぞ!」などと決心している人を除き、彼らのほとんどは何かのついでにふらりと立ち寄った人たちです。
その人たちに商品を売り込み、売上を上げることも重要な仕事のひとつとなるため、高い接客スキルが必要とされます。
リゾバと比べ、即戦力が求められる勤務地が比較的多いのも特徴です。派遣会社によっては、未経験者歓迎の勤務地を多数紹介できるところもあるので、相談してみましょう。
リゾバ・アパレル派遣共通のメリットとして「能力が認められれば契約社員や正社員登用もあり」ということが挙げられます。
期間満了後は、
などの選択肢があります。
契約された期間働けば、その後の選択肢はかなり自由度の高いものになります。
派遣先の要望さえあれば、勤務期間を月単位 (場合によっては日単位) で延長可能。契約社員や正社員として再契約した人もいます。
もちろん、留学など別の目標がある方は、一度契約終了とし、その後双方が希望すれば復帰することも可能。
逆に言えば、派遣先からの延長要請がなければ、自分がいくら希望しても延長ができません。また、派遣先企業というのは、派遣会社にとっては顧客ですので、企業が入れ替えを要求すれば、派遣会社はこれに応じなければなりません。
その場合、派遣社員は仕事を失うだけでなく、赴任交通費も支給されなくなります。
もちろん、新たな派遣先をすぐに紹介されますが、ある程度の妥協を強いられるかもしれません。これは、かなり稀とは言え、起こりうるとういうだけでデメリットと言えるでしょう。
また、失業保険の支給につきましては、その前後の状況次第で退職理由が会社都合だったり自己都合とされ、判断が難しくなりますので、派遣会社もしくはハローワークに問い合わせる必要があります。
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